2019/02/05

Sentimental Journeyと「彼方のアストラ」

あああのんびりしてたら書くタイミング逃した感が……でも書いておきますね。

Cytus II 2.0 Ivyの為に楽曲が欲しい、とオファーを受けた際、
割と楽曲に対する裁量は私にあったんですね。
当初から「強いファンサービスを」「switchworksらしさを」という事は決めていたのですが、
いかんせん楽曲自体のテーマみたいな物は漠然としていました。

そんな頃にちょうど読了(及び何度も読み返し……)していたのが篠原健太先生の「彼方のアストラ」という漫画でした。全5巻。

少し話がズレますが、私そこそこのスターウォーズファンなんですよ。
あと一応初期スタートレックにわかとか。
かの大作から長い年月が経った今、「宇宙」とか「SF」というテーマはもはや量産により陳腐化してしまったかな、と思い込んでいたのです。そう、思い込み。

「彼方のアストラ」は、そんな私に「SFってカッコ良いんだ」という事を今一度教えてくれた傑作でした。
ミステリだからとか伏線が良いとかギャグが面白いとかそういう事以上に、
一貫して「宇宙」「SF」「冒険」といったテーマを描ききった、そういう傑作だと思います。

こうして私は今一度「宇宙ヤバイ」を痛感し、いてもたってもいられず脳内に浮かんだ彼方のアストラの映像をそのままに楽曲を書き殴ったのです。
そう、Sentimental Journeyという楽曲はもはや「彼方のアストラ」を私なりに具現化しただけの作品でした。(だからこんなタイトルだったんですね)
イントロのピアノエフェクトは完全に人工ワームホールを意識しているし、サビから意図的に墜落シーンを彷彿とさせようとしています。

本当はここまでの話を直接篠原健太先生にファンレターとしてお届けすべきでは、なんて何度も悩んだりしたのですが、とりあえずここに書き記しておきます。
篠原健太先生、素晴らしい作品をありがとうございます。

……で「とっととアニメ化しろよぅ」って気持ちで書いていたりしたので、アニメ化決定という事でおめでとうございます。良かった良かった。

まぁとにかく、5巻全部買ってSentimental Journey聴きながら読んどけって話ですよ。

ところでSentimental Journeyという曲がほぼ完パケした後に「TheFatRat」なる天才アーティストを知りまして、
TheFatRatのとある楽曲と出会った結果「やっぱり宇宙ヤバイ、墓の下で寝てる場合じゃねぇ」と思い立った結果
「Amen -> R.I.P. -> rebirthworks」という連作になる予定だったのですが最後の物をspaceworksと改題した次第です。rebirthworks、もう1年以上制作してるんですけどね。
勿論Sentimental Journeyの更に長い物など収録予定ですが、そのうちTheFatRatについても書けたら書きたいです。