2018/04/07

Cakewalk by BandLabのすすめ

お亡くなりになったはずのCakewalk SONARがBandLab社によって買収され、
Cakewalk by BandLabとして無料で入手出来るようになったのでみんなDTM/DAW始めようぜ、という話。
GibsonからCakewalkを取得したBandLab、SONARを復活させ、「Cakewalk by BandLab」として無償ダウンロード開始!
シンガポールのBandLab社によりCakewalk=SONARが奇跡の復活、全ユーザーへ完全無料公開!インストール方法と、いくつかの注意点

無料スゴイ?

スゴイ。機能制限が無いという点でSONAR Platinumと同等品で、
販売終了時まで6万くらいで販売していた物です。(昔は8万以上してたやろこれ……)
私のような Cakewalk ProAudio -> SONAR -> SONAR X と歴代上納してきたハードコアユーザーの総課金額はもう20万じゃきかないでしょう。
複雑な思い?いいえ。こんな素晴らしいDAWが生存確認され世に広まるのに悪い事などありません。

何が良いの?Cubaseで良くない?

DAWソフトの決め手は「自分の手に馴染むか」で良いと思います。そこまで極度な差はありません。
ただし「最もWindowsライクなUIで初心者にオススメしやすい」という点でCakewalk SONARはいまだダントツだと推奨しております。
ついにCubase/Studio Oneの最上位ユーザーとなってしまった今でもそう言えそうです。

これは何が出来ますか?何が出来ませんか?

「利用トラック数」や「利用プラグイン数」という点で他の無料DAWを圧倒します。
この点はSONAR Platinum相当という事で最強のアドバンテージだと言えます。
またStudio One登場までは内部mixの品質もそれなりに評価されていました。
Pro Channelというチャンネルビルトインエフェクト(EQとかコンプ……)や、
各種ソフトシンセもそれなりな数入っています。
TTS-1という名前になったEDIROL Hyper CanvasというGM2音源が付属していますので、
この音入ってないという事態は割と少ないと思います。
(むしろこっちの無償化のほうが腹立たしいぞ……)

SONAR Platinumと比較して入っていない物で目立つのはMelodyne(歌のピッチとかを補正出来ちゃうアレ)とかZ3TA+関連(すっごいシンセ)あたりかな。
あとピアノ音源もちと足りてない気がします。
remix目的とかだったらすぐ導入するしか無いです。もうACIDとかいらない多分。

現時点ではメニューとか英語になっちゃう問題があるのですが
以下などを参考にレジストリ弄ればすぐ治ります。
「Cakewalk by BandLab」日本語化の手順

これ「だけ」入れれば良いですか?

何をやりたいかによって追加でプラグインの導入を検討しても良いかもしれません……が
とにかく今回は無償という部分を最強のアドバンテージと捉え、
導入直後に若干弱いシンセ面だけでも強化してあげるべくSynth1ファミシンセIIあたりを今すぐ導入しましょう。
「DAWが無料になった分どっかに課金させろ」という課金勢はKONTAKTStutter Editあたりを御検討下さい。オススメです。

最後に

既存SONARユーザーはすこーし不具合とかあるみたいなんで
「待ち」か「beta特攻」か「共存」のいずれかを選んでいく感じが良いかと思います。共存可能です。

これを期に久しぶりにDAWの講座とかやりたい気持ちもあるのですがニーズが不明かな。
とはいえ長年のCakewalkユーザーという事で色々と答えられる事はあると思うので
ワタシニデンワシテクダサーイ ドゾヨロシク (c)スタイリー

2017/12/23

Bash on Ubuntu on WindowsならぬC# on PowerShell on bat

この記事はPowerShell Advent Calendar 2017の23日目です。
そして明日が私の誕生日です。(?)

前置き

たまたまググッて出てきた幾つかの技術を組み合わせたら大変便利過ぎて危険だった
みんな知ってたのこれ?ていうお話。

PowerShellはWindowsに標準で搭載されるようになり、いわゆる「OS入ってればすぐ動く」の好例となったわけなんですが、
ps1ファイルがアレゲ。凄くアレ。
少なくともPC初心者の方にはダブルクリックで確実に実行出来ないとダメだと思うんです。
案の定7日目の大鷲さんがゾーン/セキュリティ(或いは場合によりExecutionPolicyなど……)に振り回されておられるわけです。
堅いのは良い事だ。良い事だけど、思ったより使い勝手悪いかなと。WSHくらいお手軽でありたい。

本題

そして、以下の超危険な一行に出会ってしまったのです。
@powershell -NoProfile -ExecutionPolicy Unrestricted "$s=[scriptblock]::create((gc \"%~f0\"|?{$_.readcount -gt 1})-join\"`n\");&$s" %*&goto:eof
これはbatファイルの1行目に書くおまじないです。そしてこのおまじないがあれば、
2行目以降にPowerShell記述が出来てしまいます。ヤベェ。
二行目以降をPowerShellスクリプトとして実行させているbat……てイメージ。
batからps1を呼び出す手法は結構あちこちで見かけるのですが、
たった1行のおまじないでbat拡張子のPowerShellスクリプトが爆誕。
ExecutionPolicyも自由に書けます。
@powershell -WindowStyle Hidden -NoProfile -ExecutionPolicy Unrestricted "$s=[scriptblock]::create((gc \"%~f0\"|?{$_.readcount -gt 1})-join\"`n\");&$s" %*&goto:eof
こうするとDOS窓(conhostってやつ、黒い窓)も消える。

.NETによる凶悪な発展

PowerShellでもちょこっと「Add-Type -ReferencedAssemblies」なんてやってあげると、C#のソース埋め込んで実行とか出来るんですよ。

……ん?

@powershell -NoProfile -ExecutionPolicy Unrestricted "$s=[scriptblock]::create((gc \"%~f0\"|?{$_.readcount -gt 1})-join\"`n\");&$s" %*&goto:eof
$assemblies = ("System")
$src = @"
using System;
public static class cstest {
        public static void main(string[] args) {
            Console.WriteLine(args[0] + "!" + args[0] + "!" + args[0] + "!");
        }     }
"@
Add-Type -ReferencedAssemblies $assemblies -TypeDefinition $src -Language CSharp
[cstest]::main('hello!')
うおおおおおこのbat動くぞぉぉぉぉぉこれ動くぞぉぉぉぉ
とにかく表題通り「batの中で動いているPowerShellの中でC#がコンパイルされながら実行されている」のです!何を言っているか分からない!!
副次的なメリットも多方に及びます。

  • bat起動時のパラメータ渡しもきちんと機能し、C#にまで渡せます
  • WPF利用、XAMLを同時に埋め込む事も難なく可能です
  • やってないけどどうせVB.NETとかも埋め込めるんじゃねーかな
  • C#にまで到達していれば.NETなdllはおろかDLLImportでWin32APIやらDLL関数も利用可能
宇宙ヤバイ。

こんなにステキ

.NET Frameworkのバージョンは恐らく実行しているOS上でのPowerShellのバージョンに依存するはず。……んーがそもそも
「実行時に自動的に判定される」という点だけで超便利。
「3.5と4.xでコンパイル分けなくてええねん」て言えば「(@益@.:;)ノシ なんだと」てならないかな。

気になる点

  • これ将来的に塞がれたりしないの
  • セキュリティリスクにならんの
    • セキュリティリスクになってhtaみたいに迫害ry
C#やりたい時はアセンブリ書くのちょこっと面倒かな、とは思ってますが、
PowerShell的にはやりたい放題です。
最後の良心で「自身を管理者実行し直すbat」を混ぜ込んでいないのですが……やっぱりすげーセキュリティリスクになりそう。ならないかな。
あと細かい事だけど各種エディタでデフォルトでbatとして認識されるので実に自動補完されないとかハイライトされないとかはある。


今後の発展

DLLImportをより手軽に扱える関数を作ってみたりしています。
妄想だけどReferencedAssembliesも何とかC#ソースから動的に生成出来ないかな。
画像ファイルのEXIFとファイルのタイムスタンプを相互に変換するようなのも作ったりしてますが概ね良好です。
結局「PowerShell結構スゴイんです」が故のメリットばかりなんですけどね。
何か面白いアイデアとかあったら是非教えて下さい。

最後になりましたが

あ、ほんとはミュージシャンらしいです。私。サンレコにも載ったから多分。
新譜出たばかりなのでヨロシクドーゾ。
bandcamp iTunes Amazon Spotify

2017/12/13

さよならスイッチさん(Goodby, Switch-San)


よりぬきスイッチさんに続きさよならスイッチさんもリリースと相成りましたので。
やはり一部の楽曲が「リリース時の言語設定」の問題でデジタル版で改題される為
今回はCDリリース時から英語に統一していました。原題にて紹介。

1. The Greatest Conflict

アルバムタイトルに「さよなら」を選んでしまったので
それに見劣りしない大団円なタイトル曲を、と色々悩んだ末の楽曲でした。
「偉大なる衝突」と名付けられたこの楽曲に込められている悪意については
<a href="http://blog.s1224.com/2017/10/the-greatest-conflict.html">こちら</a>を御参照下さい。

2. Rhythm Meister 2

私のファーストアルバム「電子の海」に含まれていた割と地味めなタイトルのブラッシュアップ版です。
ちょっとリズム思いついたぞ、程度で着手したのですが、案外好きな感じになりました。
先輩に聞いて頂いた所「これは!すごく良いから!歌があったほうが!」て言って頂けたのですが
何度やっても技術不足でしっくりきませんでした 自分でもそう思ったので本当に残念です

3. Chill Breeze

だいぶ昔に確かMOGRAさんでDJブースレンタルで遊ぶ為に
書き下ろしてみた作りかけの曲を、きちんと最初から作り直して完成させてみました。
「寒さ」だけがテーマの変わった曲だったんですが、普段使わないようなkickとか使ってみた結果
ぼちぼち寒そうになったので自分では御満悦です。
これも歌用意してたんですが……残念です。


4. 大戰

まだまだ日本語不勉強だなぁと(日本人なのに)思わされたのですが「大戦」というとほぼ全て世界規模の大戦の事を指すようです。
DDRのDEAD ENDだとか無双OROCHIあたりに多大に影響を受けている曲ですが、
「らしくない」楽曲が増えてきたのは一つ良さかなと思って気に入っています。
イントロの感じはむしろhattendamぽいかも?


以下、Antique/Legacy/Requiemの3曲がトライアド(連作)でして、
全て「死」「遺産」をテーマとした楽曲群なのですが、
「I」「You」「He(She)」という三者ではなく
もう少し複雑な視点の違いによる3曲となっております。


5. Antique

元はものすごくマイナーコードな曲だったのですが、
もひろんさんという先輩の結婚式でピアノ演奏を頼まれた為にメジャーコードで書き直した楽曲です。
Antiqueは「第三者」による視点で、いわゆる死者を見る/知る事もなく
受け継がれた物だけを眺めている、そういう作品です。

6. Legacy

Deemoでお馴染みになってくれた良い作品ですね。
Legacyがまさに直接的な「遺産」で、それも「遺された側」の物語です。
近い親族に故人がおられる方には割と理解が早いかもしれません。

7. Requiem

長い事リリースに至らなかった最後の曲で、根源のテーマ「死」そのものです。
「鎮魂歌」の示す通り、亡くなって召されるまで、の楽曲です。
前2曲はこの曲を書きたかったが為の前座で、この楽曲が私にとって
「遺書の代わりに遺されるべき作品」でした。
でこんな事言うとすぐ「死なないで!」「死ぬな!」て重めに受け取られがちなので
連作としまして、私は元気ですが死ぬ前に遺作を作っておきたいのです、と。
いわゆる私のお墓の前で泣かないで楽曲なんです。
ところで古時計の音とか入れようかと何度も悩んだんですがやめました。あざとすぎて。


8. The Measly Conflict

主題へ還る。もとい、偉大なる衝突と思い込んでいたそれは、
実は些細な事象でしたと。そういう締めでした。
実際に「トライトーンだらけの衝突しているコード」を少しずつ避けてあげて
何ら問題無くしてあげました。

2017/12/10

よりぬきスイッチさん ライナーノーツにかえて


M3-2016秋にてリリースして以来1年もかかってしまいましたが
よりぬきスイッチさんがついにデジタル配信開始となりました。
(近日中にさよならスイッチさんも予定しております)
iTunes GooglePlay Spotify Amazon Groove……あとなんだろ?
多すぎてよく分かってないので「Yorinuki Switch-san」で検索してみて下さい

各ストアの規約等に併せてたらアルバム名から曲名まで変更を余儀なくされ
アルバムアートも何度も作り直すハメになった為だいぶモチベーションが下がっていたのですが
ようやくお届け出来るに至りましたので
ライナーノーツにかえてそれぞれの曲の解説を「原題と共に」記載しておきます。

1. Status Quo 20XX

アレのアレです。(?) 1面。
……本当は「20XX年電子の海」というアルバムを用意していたのですが、
度重なるPCクラッシュ等でまともに形になってたのこれ1曲だけだったので
温存するよりリリースしていきたい、と思ってこうなりました。
実際人気の3/4面あたり未着手だったので
きちんと手をつけられるようになったら全部ちゃんとやりたいです。
20XX版Status Quoに関しては「これくらいカッコ良くなきゃダメだっただろ」と
反省点を手直しブラッシュアップしたつもりですのでお楽しみ下さい。

2. Tokiotraum (Nes)

Tokionachtという曲のリアレンジ版TokiotraumをFamitrackerで打ち込んでみました。
案外悪くないと思っていますが元々はFAMICOM MADNESというイベントにどうしても出たくて
初めてファミコン風を打ち込んだ次第でした。nsfになるのは本当に初めてじゃないかな。
他にリリースするタイミングも無かったのでよりぬきました。

3. Finalist

なんとかっくすの公募で落ちたやつだよ!これくらいじゃダメだよなやっぱ!
nanobeatには収録されましてボチボチの評価だった様子です。
分かってる人には分かってたみたいだけどhattendam technoの最新作で、
いいからeveryboy出せよどうなってんだよって怒られるとマジでグゥのネも出ない。
諦めてはおりませんよ、という意思表示ではあります。はい。この曲everyboyと別に作りましたし。

4. Megaera

Cytusに収録されているMegaeraという曲の完全版になります。
で、そろそろ時効だろって思うんで白状しますと、
割と普段からWIP版とかProtoとか言って未完成品出してますが、
MegaeraのProtoだけは脳内にあったのを完成後に追加で作りましたメンゴ
「最大限にゲーム音楽ぽいのを」て思って作ったのが
自分の想定を遥かに超えて評判良かったのでちょっと驚いています。

5. Dusk2d

Dusk2もほっぽらかしててスイマセン。やりたいことが多すぎるんだ。
Dusk2ProtoというCDに入っていた物よりもうちょっとブラッシュアップされた物になります。

6. Iscariot

十数年越しの恥のかき捨て。このリメイク版もnanobeat収録。
ちょっとシャワー浴びてたらコード進行浮かんじゃったんだよしょうがないじゃんって思うんだけど
実際打ち込んでみたら半音ズレてて「あれ戻れない!ヤバい!」とか泣きそうになってました 歳でしょうか

7. GAME START 2016 (Gadget Version)

Korg Gadget Kamataコンテスト受賞作品。マジか。

8. GAME START 2016

こっちが原曲。EDG 音撃-EDM IS GAME-の為の書き下ろし。
EDMゆーても歌モノ入れる余力が無いというか歌ってくれるようなオニャノコの知り合いがいないもんだから、
歌無くてもEDMっぽさが少しでも出るように努力しました。
GAME OVER 2009 -> GAME OVER 2010 からの連作のつもりでもあり、
ゲームのオープニングデモのつもりでもあります。

9. Legacy (Game Size)

Deemo。

10. Legacy 161030

161030版。
ほぼ完パケかしらと思っていた面もあったのですが、この後SONAR環境……PCが吹き飛び
かつ元の状態に戻せない重篤な障害が発生した為
この曲はもうこれ以上あまり編集されない可能性が高いです。遺憾。
……とはいえワークファイルは普通に残ってますので、
すげー褒められたりすげー言われたら1からやり直す事は出来るかも。音が出ないだけですんで。
で、Legacyという曲の解説は「さよならスイッチさん」で深く掘り下げる予定です……


2017/10/11

The Greatest Conflict

M3-2017秋新譜「さよならスイッチさん(Goodby, switchworks)」のタイトル曲となる
The Greatest Conflictという曲について少し触れておきます。


何を隠そうこの曲は14年も前に少しだけ書いて即座に廃棄した没曲のリバイバルになります。
没曲どころかこの曲は「恐らく駄目だろう」と当初から没にする見込みだった実験作でした。

かつてエスプガルーダというゲームの楽曲制作を担当させて頂けたおかげで一躍知名度が上がったような気がしているのですが、
とはいえ元来tranceミュージシャンだった等というわけではなく、
どちらかというとピアノばかり弾いていた人がちょっとだけDTMかじったような、そんな感じでした。
三十路半ばを過ぎた今でもなお「tranceってのも難しいねぇ」と思っているのですが、
この没曲は「tranceにおける禁忌」に挑んだ物で、結果は惨敗でした。

The Greatest Conflictはこの禁忌を回避する事無く、
真っ向から「技術と雰囲気で何とかなるのではないか」という新しいアプローチの元生み出された
まさに「偉大なる先人達への背反」という最悪なテーマの楽曲です。

少し専門的な話になりますが、
つまるところtrance、特にCarte Blanche以降のようなtranceシーンは「ストイックなカッコ良さ」と「泣き」を追求した物であり、
これらと相反するような音楽性というのは概ねタブーではないかと思います。
例えば「オシャレさ」を追求するであるとか、ノイズ音楽であるとか……。
で、これらの一端になるわけですが「およそジャズや近代クラシックのようなテンションコードもりもりの音楽は多分tranceに出来ない/ならない」という命題で、一つ没曲を書いたわけです。
だってトライトーンとか連発するんですよ。無理でしょ絶対。


こんな感じの動きは、バロック的な古典クラシックであるとかジャズであるとかプログレとか、
でなければ近現代クラシックでもなければあまりやるべきじゃないんです。ぶつかりますから。
で、こんな感じの音になります。
 ……これでも「割とまともに聞こえる箇所」なんです。実際もうちょっとキツい事やってます。


元来泣かせとかピアノ曲を書くたびに恥ずかしくて穴を探したくなるようなそういう性分だもので、
Antique - Legacy - Requiemというピアノ3連作をテーマに持ってくるのがどうしても憚られまして、
ならいっそ「1曲目からクライマックス感でも出していくか」と、そういう魂胆でもあります。
アルバム名もSAYONARAですから、出し惜しみしない、現時点で最高のswitchworksを堪能して頂く為に、
まさに理想の楽曲になったかと思います。
電子の海 / 電子の宙 / nocturnal type などのtrance楽曲よりも更にswitchworksらしいtrance楽曲、お楽しみに。


たぶんiTunes他でもリリースするよ!

2016/12/24

Say Ya

お久しぶり。みんなのグラサンだよ。

12/24はみんなのグラサンことswitchworksさんの誕生日です。
いよいよ35歳になっちまった。

そんなわけで(?)誰が祝わずとも世界中が私を祝福していると毎年考えているので、
むしろ私からメリースイッチマスプレゼントを。大量に。えぇ大量に。

※長いこと私生活が荒れっぱなしで「最近あのグラサン大丈夫かしら」とか言われがちだもので
「大丈夫じゃないけどまぁ大丈夫」という所信表明的な。



  1. Legacy 161030
    Deemoという音ゲーでややウケたかもしれない、switchworks史上最も泣ける(?)楽曲を貴方へ。
    M3時点でのWork in progress的な作品ですが、完成版の全体像は見えてくるかと思うので
    良かったら聴いてやって下さい。
    ※悲しい事故により全ての音を作り直しています
  2. Dusk2 / Dusk2d (2015年時点のProto type)
    「電子の海」というアルバムに収録されていた「宵闇」という楽曲の続編。
    早くちゃんと作れ案件ですが現状でも気に入ってはいるのでそろそろ時効という事でネットでもリリース。

  3. Iscariot
    2003年制作のダサダサトラックなのですが、何故かこういうDTMダサい音楽がいまだに大好きな所があって、十数年ぶりに作り直してみました。
    適当に笑い飛ばしてあげて下さい。
  4. 各種ゲームアレンジ
    主にPulse Therapyさんへの提供楽曲か、
    ラスボスとかスクウェアとかでまとめた時の。或いはTwitterとかで垂れ流してたのとか。
    珠玉かもしれないし吐き捨てかもしれないので雑にお楽しみ下さい。


・え、なにこの放出っぷり、変なフラグとかじゃないの?という方へ


変な事を考えて良いような身持ちではなくなりましたし、
むしろ「やって良い事」に強く制限がかかっておりますので、
しばらく私は「しがないミュージシャン風」である予定です。
少なくとも今すぐ雇用してもらえるゲーム会社さんですとかパトロンとか愛人とかそういうのがヒョッと現れたりはしないですからねぇ。リアルなお話でした。


・Patreonとかしないの?同人とかフリーランスでメシ食えば?


自分の出力に大変自信が無いもので多分ムリでしょう。
(もっと言うと営業能力もヘタレ)
よく「大体3時間で作曲」とか宣っておりますが、実の所それ以前に脳内で100時間くらい練ってる気がしますもんで、
結局出力悪いほうじゃないかと思っています。



そんな感じで皆様良いクリスマス/週末/年越しを。

2016/05/18

antiqueとLegacy

序盤だいぶアレな話ではありますが私にとっては割と日常茶飯事なお話です。


Deemoという音ゲーに提供したLegacyという楽曲が世界中で一定の評価を頂いているようで恐縮しきりです。
というのもこの曲は「どうせ君らこんなんで泣くんだろ?ん?」みたいないわば「泣き系を小馬鹿にしたような態度」で作っていた面がある為、「最高です」「泣いた」とか言われる度に「デスヨネー」と心の中で何度も唱えていました。
……これは決して悪意による物という話ではなく、私が常日頃から意識している「狙って行う偉業よりも、自然体に出てくる物のほうが更に凄いはずだ」というテーマを体現してくれたからに他なりません。
私自身もfeelを始めとしたいわば「癒し系音楽ブーム」近辺の音楽はかなりの数聴いていて、もう今そういう発注が来ようもんなら「まーた癒し系」とか小馬鹿にしながら作曲するかと思います。
言葉にするのが難しいのですが、すぐに目障りになるような「あざとい」にならずに「結果あざといなぁ」というあたりを狙いたかった、という事です。これは難しい事だと思います。


本題へ。
このLegacyという楽曲、実は連作のつもりで、ピアノ3部作の2作目、という位置付け(……のつもり)でした。
あげく3作目に至ってはほとんど脳内にも空っぽなので連作もクソもあったもんじゃないのですが、
実は最初の曲は大枠は完成していて、
昔ネットラジオめいた事をやっていた頃に何度か流した事があったのと、
とある先輩の結婚式で私自身がピアノで生演奏させて頂きました。
これがその曲「antique」です。


antiqueとLegacyで描こうとしたテーマは実はほとんど違いがありません。
違うのは「視点」です。
……なのでもし私がきちんと3曲目を書いたとしたら、それが一番重たくて暗い曲になるだろうな、とずっと意識していました。
曲名すら浮かんでないんですけどね。

antiqueは「とても大事な/大事にしてきた物」という曲です。……のつもりです。
私にとってもとても大事な曲になっているので、いつか別の形でお目見えするはずです。
Legacyの更に拡大された物も準備中ですので気長にお待ち下さい。気長にね。

2016/03/08

真・女神転生IV FINALは遊んで損しないRPGだ

正直ネタバレ注意が多すぎてなかなか紹介しにくいのですが、
そんな中でも「これが良かった」という点を上げていきたい。

  • 前作(真・女神転生IV)を遊ぶ必要は無い
    大体モノローグで語られるし単語の解説入ってますんで安心。
  • ある意味真・女神転生シリーズではない
    古いファンで3や4を遊んでいない方は月齢が無かったりマグネタイトが(システムとしては)無かったりで
    驚かれるかもしれません。
    そんな事よりも「ルートありきのマルチエンディングなのに脇役キャラが裏切らない」という点を推したい。
    従来の真・女神転生は「お友達がなんだかんだで宗教上の理由によりそっぽ向いたからとりあえず全員殺そう」みたいなゲームでした。特にN狙うと完全にこれ。
    今回は全体の流れとしてチーム行動みたいな所があって、どちらかというとパーティ合流時にかなり宗教上の問題を抱えているメンバーが多いのですが、
    なんだかんだで「でもリーダーを信じたい」みたいな流れになる感じがあって、
    なんかこういう「複数人と共有出来る達成感」てこのシリーズに無かったかもしれない、と不思議な感動を覚えています。
  • オウチカエル
    ゲーム内での時系列の問題やボス戦後のバランスを考慮してか
    適時「今日はそろそろ自室へ帰って寝よう……」みたいな流れになります。
    いかんせんメガテンなんて絶望に絶望を塗り重ねるようなシナリオなので、
    このちょっとオウチカエルがとても癒やされます。そういやあまり無かったかも。
  • 難しいのベクトルが正しい
    (難易度が大戦でなければ)そんなにモト劇場しません!!(最悪出会い頭から一方的に全滅させられるの意)
    どちらかというと「ボリュームが過激」「終盤必要になるこちらのレベルやラスボスのレベルがヤバい」といった意味で高難度。バランスはむしろかなり良いかと。
    ラストダンジョンは死んでしまえ
  • 新規悪魔がエロい
とはいえ悪い点も当然無くはないです。
  • マルチエンドの幾つかのシナリオに問題がある
    「それは前作のエンディングくっつけただけでは」「それは前作ry」
    「なんでここへ来ていきなりヒール決めこまなきゃならんのよ……」の3本でお送りします。
    主人公の選択が基本プレイヤーに委ねられる為、プレイヤーが持っていきたいシナリオ以外は大体納得出来ないかと。
    おまけに「納得出来るわけがないルート選択」をするとかなりキツいペナルティがあるようで……エグいよナバールさん
  • ペルソナにしか見えない
    絆だの覚醒だのお前ペルソナしたかっただけちゃうかと
  • 某ルートでラスボスに挑む理由付けが決定的に弱い
    ボーナスステージですかSTEVENさん
  • これ真・女神転生IIですよね
……んーまぁでも凄く良かったですよ。貴方も是非。

2016/02/19

KORG Gadgetを利用してiPhoneでTRITONの音を鳴らそう

※2016/2/23ぐらいまで軒並み半額セールやってるからみんな買え!
iTunes Cardも今安いよ!



KORG Gadgetを御存知ですか?
iOS(iPhone/iPadなど)上におけるDJシーンはかなり早い頃から広まりつつありましたが、
なかなか決定打に欠けたiOS上のDAWシーンに大きな波紋を落としたアプリとなりました。
特にGadgetの為だけに新規に作られた各種モジュールの音の良さに
あちこちで「いいからVSTi版出せ」という声が……はい私です。

このKORG GadgetはiPadアプリだったのですが、
2016/2/16のアップデートでiPhone上でも起動出来るユニバーサルアプリになりました。

さてこのKORG Gadgetというアプリの特徴的な機能として
「KORG Moduleというアプリがインストールされているとそれを音源モジュールとして呼び出せる」というのがありました。
このKORG Moduleの2016/2/16のアップデートで「TRITON Best Selection」という最高に魅力的なライブラリ(有料DLC)が追加されました。

KORG TRITONを御存知ですか?
1999年にリリースされたKORGのフラグシップな音源/鍵盤で、
上位モデルはYAMAHA OEMなウェイテッド鍵盤(……これ確かなソース欲しいなぁ……)が実装されている、とても優秀な三匹の子豚でした。
ゴン太い音が特徴的でもうアコギとか「これ絶対アコギじゃねえよw」みたいな音出ます。嘘みたいですが本当です。太いよトライトンさん。


結論、iOS上でTRITONの音を使って作曲が出来るようになってしまったのです。つおいぞ。

ただし大きな問題が発生しております。
GadgetはユニバーサルアプリなのですがModuleはiPad版とiPhone版が別アプリで、おまけに
DLCが利用出来るのはiPad版Moduleだけなのです。

とはいえ公式blogの2.0新機能をきちんと隅から隅まで読むと
「iPhone上でも条件が揃えばTRITONを鳴らす事が出来る」のです。ウハハ。
……しかし説明が分かりにくい上事故りやすいので手順をまとめる次第です。みんな買え。


・前提条件
  • iPadが必須です。
  • iPadとiPhone/iPodTouchに同じAppleIDで(一時的にでも)ログインする必要があります。
  • Gadget及びModule iPad版が必要です。買え。
・手順
  1. iPadのModule上でTRITON Best Selectionを購入します。
  2. iPad上のGadgetで「Gadget from KORG Module」が利用出来るようになったのを確認します。
  3. iPhone/iPodTouch版Moduleを購入している場合一旦削除します。(こっちが優先的に呼び出されて後で事故る)
  4. iPad及びiPhone/iPodTouchを同じWiFiに接続します。なるべく自宅でやろうな。
  5. iPad及びiPhone/iPodTouchで同時にGadgetを起動します。
  6. iPhone/iPodTouch側のGadgetで「Gadget from KORG Module」を選択、右下に「リモート・インストール」と表示されたら成功
    (Moduleがインストールされている場合Moduleを呼び出して謎の不発に終わります)
  7. リモートインストールします!おめでとう!

……えーなんでこんなに分かりにくいのこれー。
やっぱりModuleがユニバーサルアプリじゃなかったのが痛いよね。痛いです。
でも逃げ道作ってくれただけでとりあえず神がかってるし
本当に良い音するんでオススメです。iPad持ってたらすぐ買え。
ついに置いてかれた感が強まったのでYAMAHAさんもMU2000のVSTi版宜しくお願いします。本気で。

2015/09/06

没:ミカドサントラ試作

ミカドサントラというお仕事があったのですが、
いかんせん与えられたテーマが「ゲーセンミカド」だけで
本当に「何したら良いのこれ」状態で
とりあえず語感とか語呂合わせで幾つか試作した中の一つです。
 
……やっぱり適当に作るもんじゃないですね、と思いつつ
「まぁ超恥ずかしいまではいかないかも?」とも思ったので公開。
明日の朝後悔しないといいな。