無事各種配信も始まりましたので
「rest in peace」についてのライナーノーツ代わりを。
ちなみに
以前軽く説明しているのですが15-18歳頃の作品群になります。
全部音楽ツクール(musicmagic)にて作成されています。
midで残ってたのを何とかかんとかしましたがやっぱり厳しい所ばかりです。
大半がJRPG、残りがノベルADV用として作成されました。
誰だエロゲーっぽいつったの
01. rain of sadness
メインテーマ的楽曲にマイナー調の悲しいの欲しいな、と思って
かなり若い頃に作った曲だと記憶しています。
平気な顔でルートキーに戻ってくるアグレッシヴさは好きですが
最終的にグダりながらルートキーに戻そうと努力しているあたりが
20年経っても変わっていない気がして残念です。
あとピアノ十数年やってたって割に全然ピアノ曲じゃないのも残念。
02. town of grace
のどかな街のテーマ曲を欲したのは完全にFF3/FF5/FF6等の影響によるものです。
(……というか大半が植松伸夫氏に影響されているわけですが)
あと途中から急に厳かな感じのコードに変化するのは中学生時代にハマりこんでいた「ルドラの秘宝」というゲームの音楽の影響だと思います。
笹井隆司氏も大好きな作曲家の一人です。
03. town abandoned
廃墟ってる街のテーマを書きたくなったのも完全にFF6の影響です。
04. grief of messiah
「ヒロインは救世主呼ばわりされてて何かと心を痛めていくと良いよな」という
半ば性癖めいた妄想も「ルドラの秘宝」による影響です。
(完全にそのままじゃないか……)
途中途中で「なんだこの駄作」と思いつつ「あれ、悪くないぞこの曲」なんて思ったりしました。
05. town harvest
このアルバムの中で最も古い曲だと思います。ほとんど記憶がありません。
ただ影響されたゲームがメガCD版の「LUNAR ザ・シルバースター」であるという事はしっかり記憶しています。
つまりLUNARの街の曲が素晴らしいっていう話なんですが、サターン版以降の移植版では全面的に楽曲が差し替えられていて
現在これを聴くのは若干困難かもしれません。残念です。
岩垂徳行先生には後にグランディアでも「うっわすげえ!」と思わされております。凄いんです。
06. music on the street
これも全然覚えてないんだよなぁ……
多分ゲームのお仕事とかでなく私の個人アルバムとしては初めて「アップストロークだのダウンストロークだの意識したギター」を打ち込んでみました。
そこだけ音を良くしても楽曲はさして良くならないのが悩みどころです。
07. school days morning
学園ノベルADVの「日常パート」として作成。
ダサさが半端無かったんだけどいっそダサいままにしたかったので
敢えてSound Canvas VAでSC-88の「パスゥ」ていうスネアを鳴らしました。ある意味満足です。
……いやキックもスネアもあるのにハットから上何もなくて本当に頭抱えたんですけどね……脚色しないのも一つの方法でしょう。
08. school days afternoon
学園ノベルADVの「事件発生後パート」として作成。
なんでこっちはちゃんとハットとか入ってるんだよっダンダンッ
後ろのアルペジオをそのままにマイナーな曲を、というコンセプト
だけじゃないかな。多分そうです。
09. lost technology
これも全然覚えてないんです……覚えてないから曲名でっち上げるのに一番苦労しました……
何をしたかったのかもさっぱり分からないのですが
Sound Canvas VAによる808ドラムにガムランぽい音がなんだかマッチしてくれたので
とりあえず満足です。
10. music in the midnight
これもかなり古いです。
何の変哲も無い曲ですが、
そういうの最近書いた覚えが無いのである意味新鮮です。無難。
全体の雰囲気も悪くはない……はず。
11. impatience
ファイル名が焦燥ってなってたんでこうなりました。
FF7と、あと多分ワンダープロジェクトJ2に影響されていると思います。
当時の音源でないとバランスめちゃくちゃになって、結構時間ばかり取られました。
12. castle of the end
ラスボスのいるラストダンジョンとかってあるよね。 あるよね?
ドラムどうしちゃったのと思わないではないけど、
全体としての雰囲気は今でも好きなほうです。
13. el olam
問題作。
el olamという言葉は割と聞き覚え無さそうですが
「エル・シャダイ」と言い換えると途端にゲームファンには何かしら思い出される物がありそうです。
ラスボスは神様だといいよねっていう思想は完全に女神転生シリーズの影響です。
(ちなみに私は西谷史先生のファンです)
さすがに当時からこんなブレイクビーツが入っていたわけではないのですが
General Midiのドラムの割にはバタバタとした忙しいドラムが入っていて、
「聴感上は大体似ている」感じでした。
他の曲のテーマ混ぜこぜ曲だったので原曲を入れるべきだったのですが
そっちはもう本当に目も当てられなかったのでお察しください。
bonus track
14. noctimental journey
sentimental journeyはnocturnal typeの続編として作られたので
これは当然の帰結ですね。Cytus1+2みたいな豪華版です。
本当はnocturnal typeの元もあったので3曲メドレーにしたかったのですが
単純に他13曲で時間を食ってしまって、なんというか間に合いませんでした。
というわけで黒歴史をちょっとだけマシにして世に出す禊が終わりましたので
次回spaceworksは完全新譜となる予定です。お楽しみに。